横山工藝のシルクスクリーン製版相談室

こんにちは。
シルクスクリーン製版相談室、室長の横山奈保子です。

シルクスクリーン印刷は、
紗の上をインクが滑らかに通る、
あのなんとも言えない心地よさがいいですよね。

あれは本当に気持ちがいいんですよ!
これが手刷りの楽しさというか、醍醐味というか。

展示会に出店したこともあるのですが、
試刷り体験ではスーツ姿の大人の方々が
とても楽しそうに 刷っていました。

そういえば・・・
最近、私はあまり手刷りしてないな。
どうしてだろう🤔 と、考えて気づきました。

「そうか、最近のスキージ(へら)が使いにくいんだ」

女性の私が使うには、持ち手が分厚く、
ゴムが硬いので、ちょっと扱いにくいように思います。

昔の使いやすかったものがどこかにないかなと思い、
古くからお世話になっている業者さんに問い合わせてみました。

「以前、うちで捺染型（2mクラス）をしていた時の
試刷りに使っていた、自分の好きな長さに切れる
長いスキージ、あれまだありますか?
できればゴムも柔らかいものがいいのだけど。」

すると、
「どれくらいのものがいいか言ってくれればつくるよ」
と、快く受けてくださいまして。

さっそく数日後に届いたのですが、
思ってたのとちょっと違う…
後で分かったのですが、
私が求めていたのは「駒ベラ」でした。

でも触ってみると、これも良いかもしれません。
一度試してみることに。

前社長にカットをお願いし、
ゴムにも少しヤスリをかけてもらいました。

ちなみに和也社長は通常の70番ゴムで、
普通の厚み、ヤスリなしの方が良いそうです。
その方が均一に刷れるとのこと。

やはり、男性と女性では手の大きさや力加減に
違いがあるのかもしれませんね。

先週は来客があり、
弊社のシルクスクリーンを知ってもらうため、
プリント体験をしていただきました。

女性の方だったので、このスキージを使用したところ、
いい感じで刷れました。

私は一人、大満足^^

まだ長さが残っているので、
このスキージを使ってみたい！という方は、
ご希望の長さでお作りしますよー。

ゴムは62番という柔らかさです。
いずれ、販売ページも作ろうかと思っています。
（いつになるかは分かりませんが😅）

なので、ご入用の方はメッセージ を
いただければ大丈夫です。

オーダーになりますが、
ゴムの硬さ５段階から選べます。
=================
60番、62番、65番
70番（よくある硬さ）
80番（アクリル並の硬さ）
=================

ものづくりを支えるこだわりの道具、
ご自分が刷るのに最適な柔らかさを求めるのも良いと思います。
自分だけの「逸品」になりますね。

ただ、業者さんによれば、
やわらかいゴムは少なくなっているらしく
「この後いつまで作れるかわからない」とのこと。

気になる方はお早めにどうぞ。